援農(えんのう)
夏場の桃の収穫時季を中心に、大学生の援農ボランティアを受け入れています。美味しい桃たちと若者たちのエネルギーにより、夏ののろまん農場は活気に見溢れます。
農産物の安全性は、使用する農薬などである程度数値化してとらえることができます。しかし安心感は人の心が決めることなので難しいものです。彼らが見張り番となって、またその惜しみない労働により、手間をかけた丁寧な栽培ができます。彼らがのろまん桃に安心感とエネルギーを注入し信頼を高めてくれます。
土台となる土づくり
のろまん農場の栽培で最も重きをおいているのが、土づくりです。土の中にいる目に見えない微生物の働きが、豊かな実りを授けてくれます。この働きを活かすために、当園では有機質肥料を使っています。
微生物の働き
土壌1グラムあたりに約10万~1000万もの微生物が、生息しているといわれています。
微生物は、有機物を分解して植物が吸収できる形の無機物に変換したり、空気中の窒素を固定をしたり、自然界における物質循環でとても重要な働きをしています。
微生物が沢山の柔らかい土
のろまん農場では※約20種類の有機質原料からなる有機質肥料と、自家製有機堆肥を使用しています。
多くの原料からなる肥料を使用しているのは、沢山の種類の微生物がいる土を作りたいからです。
原料によって微生物の種類が異なります。
米糠が好きな微生物がいたり、海藻粉が好きな微生物がいたり、エサによって住む微生物の種類が異なります。つまりエサの種類が多いと、微生物の種類が増えるのです。のろまん農場のおいしさの秘密は、多種多様な微生物がたくさんいる土壌で育つことです。ですから微生物の餌となる多くの原料が含まれる肥料を使用しています。
※ピート、米糠、乾燥豆腐かす、ゴマ皮、サンゴ、海藻粉、菜種油かす、骨粉など
安心な果物を安全に作ることで生産者と消費者が共に安心・安全であるように、極力農薬を使わない栽培に取り組んでいます。
農薬を極力使わない栽培に取り組むことをはじめ、農業に真摯に向き合うことで、消費者の皆さんとの信頼関係を、より高めていきたいと思います。